スズメバチ アシナガバチ

スズメバチにアシナガバチの巣が襲われる

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スズメバチアシナガバチの巣が襲われる! 〜



アシナガバチの見守る中、堂々とその美食を味わっているスズメバチ !!




庭に出たときでした。スズメバチが一匹、アシナガバチの巣に止まっているのに気付きました。よく見るとハチノコを食べているではありませんか!

カメラ、カメラ!と慌てて取りにいき、シャッターを切ったのがこの写真です。相手はスズメバチなのであまり側に近づけません。離れた場所からのシャッターとなりました。

スズメバチはハチノコを吸いつくすと、自分の巣に戻るのか、どこかに飛んで行きました。そして30分もしないうちにまたやって来ました。








蛹の巣穴の蓋を齧り取っているスズメ。



蓋を壊して巣穴の中に頭を突っ込むスズメバチ。





上の写真は2度目にやってきたスズメバチで、先ほど来た同じスズメバチだと思います。蛹の巣穴の蓋を削っているのでしょう。ガリガリと音がしていました。(写真左)

蓋を削り取ると、今度は頭を突っ込んで蛹を取りだそうとしています。巣の上ではアシナガバチが手出しも出来ずに、ただ不安げに様子を見ていました。
(写真右)








巣穴から一気にハチノコを引っぱり出している。



巣穴から取り出したハチノコを食べているスズメバチ。





スズメバチが巣穴からハチノコを出している様子です。(写真左)写真は撮りそこないましたが、このあと力まかせにグイッとばかりに頭をねじり、ハチノコを引っ張り出しました。

ハチノコを取り出したあとのスズメバチを、別の角度から撮ったのが
右側の写真です。ひと抱えもあるハチノコを、しっかりと前足で抱えるように押さえ込み、かぶり付いていました。








スズメバチが去った後、右往左往するアシナガバチ。


中にはスズメバチに戦いを挑んだのか、アシナガバチの死骸が…。




スズメバチが去った後アシナガバチはすぐに敏感に動き出し、てんやわんやの右往左往です。中には食べられた後の巣穴に頭を突っ込み、点検するアシナガバチもいました。(写真左)

作業ボックスの上には、スズメバチが吸いつくしたあとのハチノコの残骸がありました。左下にはスズメバチに果敢にも挑み、あえなく殺されたと思われるアシナガバチの死骸があります。その右上には、ハイエナのような蠅がその残骸にありついていました。
(写真右)










スズメバチは、この後も何度も何度もハチノコを求め、やってきては食べ漁っていました。私がアシナガバチの巣で、スズメバチを目撃してから3日目にはハチノコは食べつくされ、一匹のアシナガバチも居らず、巣はカラッポになっていました。


アシナガバチは、大事に育てているハチノコを食べ荒らされていたときも、スズメバチにはまったく手出しはしませんでした。 初めに見たときは動いている気配がなかったので、死んでいるとばかり思っていました。


でもスズメバチが去ったあと、すぐに敏捷な行動で巣穴の点検に動きはじめるのです。それならばなぜスズメバチに対して集団で戦えないのかと、何とも情けなくひとり憤慨していました。

そこで事典で調べてみると、このスズメバチはどうやらアシナガバチの天敵、ヒメスズメバチだと判明しました。となると、アシナガバチはこの不幸の嵐が通り過ぎるまで、ただただ耐えているしか方法がなかったのですね。






ヒメスズメバチ(Vespa ducalis)

オオスズメバチに次ぐ大型のスズメバチで、体長は24〜37mm。尾部が黒いことから他種のスズメバチと区別が付けられる。都会でもよく見られるスズメバチだが、攻撃性は大型のスズメバチ属の中で最も弱く、毒性もそれほど強くない。土中、樹洞、屋根裏等の閉鎖空間に巣を作るが、営巣規模は他のスズメバチに比べはるかに小さく、働きバチの数は全盛期でも数十頭程度である。一般的なスズメバチは、サイズが女王蜂>オス蜂>働き蜂の順だが、ヒメスズメバチには特に差は見られない。


ヒメスズメバチの幼虫は基本的にアシナガバチ類の蛹や幼虫のみを餌とするため、成虫はアシナガバチの巣を襲って幼虫や蛹を狩る。このとき、他のスズメバチ類のように筋肉部分だけを切り取って肉団子にするのではなく、噛み砕いた獲物の体液を?嚢に収めて巣に持ち帰り幼虫に与える。また、キイロスズメバチやコガタスズメバチなどの巣を襲ってそれらの幼虫や蛹を狩る様子も時折観察されている。
                     フリー百科事典: ウキペディア(Wikipedia)より






1ヶ月ほど前に私はこのアシナガバチに刺され、一時は腫れと痛さでアシナガバチを腹立たしく思っていました。でも今このカラになった巣を見ていると、かいがいしく世話をやいていた彼らがとても可哀そうに思えました。

自然の摂理とは言えあまりにも残酷です。残された巣を見るたびに何処へ行ったのかと、一抹の哀れを覚えます。




アシナガバチの巣はこちらから






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